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7月10日、メルパルクホールで行われた現代舞踊展で上演した花輪洋治追悼作品「頷く男」の舞踊評がオン・ステージ新聞に掲載されました。全文を掲載します。

当夜のハイライトは、昨夏亡くなった花輪洋治を追悼するモダンディーズの「頷く男」。中村隆彦の構成・振付・演出に、関山三喜夫をはじめ11人が集まった。
マーラーの「アダージェット」が鳴り響く中、上空に向かって片手を上げるスーツ姿の男たち、一人また一人と光の輪から外れ、やがて忌野清志郎の明るい歌声に替わって、良き日々を思い起こすかのよう。再びマーラーの曲に戻り、無人になった舞台にスモークがたかれて幕。故人と共に、時代を歩んだ仲間たちの思いが溢れて感動を誘った。

演出・振付の中村は「『頷く男』7度目の舞台で、やっと真実が見えた気がしました。」と感想を述べています。
まだまだ成長する作品なのだと感じています。
今後もモダンディーズの活動にご注目下さい。


メンバーの片岡通人氏は2015年に大腸癌を患い、他所への転移もあり、2021年8月22日天昇なさいました。
短い時期ではありましたが、花輪団長亡き後、メンバーの心の支えとして大きな存在でした。
氏は病気療養中の本年2月、5月にもパフォーマンスを行い、強烈な表現者としての人生を全うされました。
その魂はモダンディーズが受け継いでまいります。
ご冥福をお祈り致します。


7月10日にメルパルクホールにおいて開催された第48回現代舞踊展に、モダンディーズは「頷く男」〜花輪洋治に捧ぐ〜を上演しました。
作品ラストのライトとスモークの演出に花輪先生が見えた、花輪さんの魂を感じた等、数多くの賞賛の声を頂きました。
我々ダンサーも名誉団長である花輪洋治に想いを駆せ真摯に踊り、演じさせて頂きました。花輪洋治はモダンディーズの魂の中に脈々と生き続けます。
モダンディーズの今後の活動にもご注目下さい。



2021年7月10日(土)メルパルクホールにて開催される第48回現代舞踊展に出演する事が決定しました。
モダンディーズとしては創設者花輪洋治への追悼の意を込めた、意義のある舞台にしたいと考えております。
上演作品はモダンディーズ出発の作品「頷く男」を選択しました。メンバーそれぞれの想いを集結した熱い舞台になると思います。
沢山の方々にご覧いただきたいと思います。リハーサルは順調に進んでいます。ご期待ください。


2022年1月10日に岡山市の西川アイプラザにてモダンディーズの公演が決定しました。
岡山市はダンス・インキュベーション・フィールド岡山という、岡山市民を芸術的に育成するダンスグループを組織しています。
岡山市はダンスグループの他にもジュニアオーケストラ、合唱団も組織していて、地方自治体としては市民の芸術活動にとても力を入れている都市です。
今回モダンディーズはその3団体を運営している、公益財団法人 岡山文化芸術創造の招聘により岡山で公演をする事になりました。
協会主催公演、富山、名古屋の舞台のような小品ではなく、1時間に近い大作を準備する予定です。
公演形態としては、1部を地元のダンス・インキュベーション・フィールド岡山の作品を上演し、2部でモダンディーズの作品を上演します。また公演前の二日間モダンディーズディレクター中村隆彦による、市民参加のワークショップを開催します。
岡山市民と触れ合い、モダンディーズの魅力を充分発揮できる公演にしたいと思っております。
お時間ありましたら、是非岡山にお越し下さい。
ワークショップスケジュール、公演時間等、仔細が決定しましたらまたホームページに掲載いたします。